うつ病の症状や原因をしっかりと把握し鬱の治療、克服にお役立て下さい。

2010年1月

家族や会社の仲間の心構え~変化に気づく

6b.jpgうつ病にかかっている人は、どんなに気持ちが落ち込み辛い状態だとしてもなかなかそれを人に対して打ち明けようとはしないものです。

家族や職場や親友などはいつもとは異なる変化に気付くことがあると思います。

たとえば家族で気付く変化としては下記のようなものがあります。

家族が気付く変化

①口数の減少
②落ち着きがない
③細かい事を気にしている
④笑顔が減った
⑤部屋に閉じこもるようになる
⑥声が小さくなる
⑦ため息の増加
⑧新聞や雑誌を読まなくなる
⑨趣味に無関心になる
⑩朝が辛そうにみえる
⑪夜中に起きたり、朝早く目覚める
⑫からだがだるそうにみえる
⑬家事が中途半端になっている
⑭食事を残す
⑮飲酒量の増加


また職場で職場の仲間が気付く変化としては下記のようなものがあります。

職場の仲間が気付く変化

①人付き合いが悪くなる
②遅刻や欠勤が増える
③仕事のミスが増える
④仕事の能率が落ちる
⑤いつもイライラしている
⑥身だしなみに気をつかわなくなった。

もし家族や職場の人達がこのような変化に気付いたら、うつ病などの心の病気を疑って病院で診断を受けるように進めてください。

変化がいくつも重なったり、同じ状態が長期間続いたりするようなら、うつ病の可能性があります。

家族や会社の仲間の心構え~家族がうつ病について学ぶ

1c.gif家族のだれかがうつ病と診断された場合は本人はもちろんですが、家族全員でうつ病の知識について学びそして理解するように勤めましょう。

うつ病に対する誤った知識をもって、うつ病にかかった本人に接すると、うつ病が余計に悪化し、慢性化する危険性があります。

特にうつ病に関する知識で理解して頂きたいことは、「うつ病は病気であるがために、一時的に脳の機能が低下している状態であること。」「しっかりと治療するえば治る病気であること」「うつ病患者は決して、怠けたり、甘えたりしているのではないこと」「充分な休養が必要であること」「うつ病は慢性化すると治りにくい病気であること」です。

家族にとってもうつ病の患者が治療している間は辛い時期になるのでストレスがたまり、ついついうつ病患者に厳しくあたってしまうこともあるでしょう。

しかしこれが更にうつ病患者に重くのしかかって病状を悪化させることにもなりかねません。

うつ病は慢性化すると治療するのが困難になってくることをしっかりと理解し、、初歩の段階で完治させるため家族が正しい知識を身につけ、そして協力することが非常に大切になってきます。

家族や会社の仲間の心構え~うつ病患者との接し方

7b.jpg慢性化したうつ病は治りにくいのですが、家族がうつ病に対して理解をし、協力すれば、時間はかかりますが、慢性うつ病を治す事が出来ます。

しかしながら、治療期間中は家族もついつうつ病の患者に対して、どなったり、冷たくしたりする事もあります。

また抗うつ薬の効果が効き始めると、病状が落ち着く事から病人には見えないことから、病人としての接し方をやめてしまうこともあります。

いつになったら治るのかなど、プレッシャーをかける言葉はもちろんですが、そのようなプレッシャーがとなる気持ちが感じられる態度もうつ病患者に対してとるのは厳禁です。

大切なことは家族は何から何まで面倒をみることではなく(全て面倒を見ていたら自分自身もうつ病になってしまいます)、うつ病であることを理解してあげて暖かく見守る事です。

うつ病の患者、ご自身が一番早く、病気を治したいと焦っているのですから、それを家族までが焦ってイライラする事だけ避けるようにしましょう。

家族や会社の仲間の心構え~うつ病患者との接し方②

8b.jpgうつ病の治療中には家族や周囲の人がうつ病の患者とどのように接するかが非常に重要になってきます。

うつ病の患者が周りにできた場合には、うつ病についての正しい知識を得て理解して接する必要があることが大切であることは別項でも説明しました。

うつ病の患者と接する時は絶対に「励ましの言葉」をかけたりするのは禁物です。

うつ病の人にとって、励ましの言葉をかけられるのは苦痛そのものであって病気を更に悪化させる可能性さえあるということを、家族や周囲の人は理解しておかなければなりません。

なぜならうつ病は、もともと誰よりもがんばる気質の人が限界以上にがんばってしまったために起きてしまったので、そこで追い討ちをかけるように、がんばろうなどと話しかけても、うつ病にかかった本人はがんばらなくてはいけないと思い焦って、自分を責めてしまうようになるからです。

またうつ病の患者と接する中で大切なこととして「聞き役に徹する」ということがあげられます。

落ち着いた態度で聞くことを心がけ、すべてを受け入れるように話すことを心がけましょう。

声をかけるときは、相手の言う内容に共感する言葉を選ぶようにします。

相手が、気になっていることを話している際には「そうなんだ。それが辛かったんだね」などとその内容について自分の意見を述べるのではなくそのまま言葉を返すようにしましょう。

相手の発言に対して、「それは違うと思うから、~した方がいい」などのアドバイスは逆効果なので注意しましょう。

うつ病Q&A:「引きこもり」や「不登校」とうつ病の関係

Q.子供が学校へ行かなくなりました。「引きこもり」や「不登校」とうつ病は関係ありますか?

1t.gif昔はあまり取り上げられなかった事ですが、最近は子供でもうつ病になるといわれています。

子供のうつ病の特徴は大人のようにはっきとした自覚症状がないという点です。

その為、うつ病か否かの診断をとても慎重にやらなければなりません。

「引きこもり」や「不登校」などのように、うつ病を疑う1つの要素として考えることもできます。

しかしながら、「引きこもり」や「不登校」がうつ病であるという結論になるわけではなりません。

引きこもり」や「不登校」は病気ではなく1つの現象であり、その背景には学校での友人関係などのさまざまな要因が考えられるからです。

そのため、子供が引きこもっている原因にうつ病のような病気が関係しているのか、ほかの原因によるものか見極める必要がでてきます。

しかし、子供に詳しく聞こうとしてもそれは逆効果であり症状を悪化させる原因になりかねませんので、医者に行って相談するといいでしょう。

補足ですが最近は児童精神科といった子供のこころの病気を専門的に診る病院もあるので、利用してみるのもいいかもしれません。

うつ病Q&A:出産とうつ病の関係

Q.子供を産んでから妻が落ち込んでいます。出産が原因でうつ病になることもありますか?

9b.jpg女性が子供を産んだにうつ状態になることはよくあります。「マタニティーブルー」とよばれており、出産によるホルモンバランスの乱れが主な原因です。

また生活環境の変化や、子育てに対する不安などの精神的な要因も関係してきます。

このような「マタニティーブルー」は一過性のもので通常1~2週間で自然に消失して治まります。

しかし出産後の「うつ状態」が継続してうつ病を発生してしまう場合もありますので注意が必要です。

子供が生まれたという喜びでいっぱいになり、母親の精神的なうつ状態にはきづかないことが多いです。

こどもを産むということはとてもからだとこころに大きな負担がかかるので、出産後は極力こころもからだもゆっくり休めるような環境をつくってあげることが非常に大切です。

そして出産後のうつ状態が継続している場合には医者に相談するようにしましょう。


うつ病Q&A:子供に病院に行く事をすすめてもいいか

Q.病院に行く事をすすめてもいいか

10b.jpgうつ病の治療を受けるように病院に行くようにいう事はいいのでしょうか

ただ漠然と病院へ行ったほうがいい。というのではなく、うつ病は一つの病気であり、治す為には治療が必要なことをきちんと説明したうえで、病院に行く事をすすめるようにしましょう。

ただこの際にも注意点があります。うつ病という表現はなるべく避けましょう。憂鬱な状態や元気のなさがどこから来ているのかを相談するといったかたちをとり、病院をすすめるのがいいと思います。

しかし、どんなに説明しても本人が病院に行く気がなかったり、行くことを嫌がっている場合もあるでしょう。

その場合には家族の方が代わりに受診することもできます。

実際に、本人より先にご家族の方が病院に来ることもよくあります。

本人が今どのような状態なのか、以前とはどんな風に違うのか、などを詳しく医師に説明することで、ある程度患者さんの状態を把握できます。

ただこの場合にも問題点があります。

それは保険が使えずに自己負担となってしまう事です。

うつ病Q&A:うつ病の際にさまざまな検査をする理由は何か

Q.うつ病の診断の為に病院に行ったら、さまざまな検査を受けました。なぜこのような検査が必要なのでしょうか。

11b.jpgうつ病の診断の際に病院で検査をする理由は、うつ病の原因を調べたり、他に内科的な疾患がないかを確認するためです。

うつ病は、遺伝的要素に加えて職場などでの人間関係や生活上の変化などのストレスが原因となって発症するといわれていますが、からだの病気や異常が原因となって「うつ状態」が現れることもあります。

マタニティーブルーなどはその典型的な例といえるでしょう。これは女性ホルモンが大きく乱れ、そのホルモンの乱れが脳に影響を与えることが原因です。

従って、患者の抑うつ状態(うつ状態)がうつ病によるものなのか、それとも何か他の原因によるものかをしっかりと調べるために検査は非常に重要になってくるのです。

病院でさまざまな検査を受けると、不安になると思いますが、これは抑うつ状態の原因を調べるもので一般的なものなので安心して下さい。

うつ病Q&A:眠る事ができないとうつ病か

Q.なかなか寝る事ができません。うつ病でしょうか。少し不安です。

12b.jpg一般的に眠る事ができない事を不眠症といいます。不眠症にはただ眠れない以外にも、寝たのにすぐに目が覚めてしまう。朝早く目が覚めてしまう場合もあります。

不眠症の原因には生活リズムが不規則になることから病気にいたるまでさまざまありますが、うつ病との因果関係は極めて密接であるといえるでしょう。

実際、うつ病の患者の多くが眠れないという症状があります。

不眠症の症状でも寝たのにすぐに目が覚めてしまう。朝早く目が覚めてしまう場合はうつ病の特徴的な症状であるといわれています。

眠れないなどの症状がある場合には、念のため、病院で診察を受けることをおすすめします。

うつ病Q&A:うつ病の場合は病院のどの科にかかれば良いか

Q1.うつ病にかかっている可能性があります。病院は何科にいけばいいでしょうか。

13b.jpgうつ病は精神疾患というカテゴリーに分類されており、この精神疾患を専門的に診ている精神科、神経科、心療内科の診療を受けることをおすすめします。

ちなみに名前は違いますが、精神科と神経科はほぼ同じものとなっています。

心療内科は基本的に内科の領域に入り、心身両面の治療を目的としています。

精神科、神経科、心療内科で診療をうければ問題ないでしょう。

ただ一点注意点があります。それは神経内科というのがありますがこちらは脳や脊髄、神経に起こる病気を専門としており、うつ病は専門外なので神経内科で受診しないようにしましょう。


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