家族の人や職場の人の心構え
家族や会社の仲間の心構え~変化に気づく
うつ病にかかっている人は、どんなに気持ちが落ち込み辛い状態だとしてもなかなかそれを人に対して打ち明けようとはしないものです。家族や職場や親友などはいつもとは異なる変化に気付くことがあると思います。
たとえば家族で気付く変化としては下記のようなものがあります。
家族が気付く変化
①口数の減少
②落ち着きがない
③細かい事を気にしている
④笑顔が減った
⑤部屋に閉じこもるようになる
⑥声が小さくなる
⑦ため息の増加
⑧新聞や雑誌を読まなくなる
⑨趣味に無関心になる
⑩朝が辛そうにみえる
⑪夜中に起きたり、朝早く目覚める
⑫からだがだるそうにみえる
⑬家事が中途半端になっている
⑭食事を残す
⑮飲酒量の増加
また職場で職場の仲間が気付く変化としては下記のようなものがあります。
職場の仲間が気付く変化
①人付き合いが悪くなる
②遅刻や欠勤が増える
③仕事のミスが増える
④仕事の能率が落ちる
⑤いつもイライラしている
⑥身だしなみに気をつかわなくなった。
もし家族や職場の人達がこのような変化に気付いたら、うつ病などの心の病気を疑って病院で診断を受けるように進めてください。
変化がいくつも重なったり、同じ状態が長期間続いたりするようなら、うつ病の可能性があります。
家族や会社の仲間の心構え~家族がうつ病について学ぶ
家族のだれかがうつ病と診断された場合は本人はもちろんですが、家族全員でうつ病の知識について学びそして理解するように勤めましょう。うつ病に対する誤った知識をもって、うつ病にかかった本人に接すると、うつ病が余計に悪化し、慢性化する危険性があります。
特にうつ病に関する知識で理解して頂きたいことは、「うつ病は病気であるがために、一時的に脳の機能が低下している状態であること。」「しっかりと治療するえば治る病気であること」「うつ病患者は決して、怠けたり、甘えたりしているのではないこと」「充分な休養が必要であること」「うつ病は慢性化すると治りにくい病気であること」です。
家族にとってもうつ病の患者が治療している間は辛い時期になるのでストレスがたまり、ついついうつ病患者に厳しくあたってしまうこともあるでしょう。
しかしこれが更にうつ病患者に重くのしかかって病状を悪化させることにもなりかねません。
うつ病は慢性化すると治療するのが困難になってくることをしっかりと理解し、、初歩の段階で完治させるため家族が正しい知識を身につけ、そして協力することが非常に大切になってきます。
家族や会社の仲間の心構え~うつ病患者との接し方
慢性化したうつ病は治りにくいのですが、家族がうつ病に対して理解をし、協力すれば、時間はかかりますが、慢性うつ病を治す事が出来ます。しかしながら、治療期間中は家族もついつうつ病の患者に対して、どなったり、冷たくしたりする事もあります。
また抗うつ薬の効果が効き始めると、病状が落ち着く事から病人には見えないことから、病人としての接し方をやめてしまうこともあります。
いつになったら治るのかなど、プレッシャーをかける言葉はもちろんですが、そのようなプレッシャーがとなる気持ちが感じられる態度もうつ病患者に対してとるのは厳禁です。
大切なことは家族は何から何まで面倒をみることではなく(全て面倒を見ていたら自分自身もうつ病になってしまいます)、うつ病であることを理解してあげて暖かく見守る事です。
うつ病の患者、ご自身が一番早く、病気を治したいと焦っているのですから、それを家族までが焦ってイライラする事だけ避けるようにしましょう。
家族や会社の仲間の心構え~うつ病患者との接し方②
うつ病の治療中には家族や周囲の人がうつ病の患者とどのように接するかが非常に重要になってきます。うつ病の患者が周りにできた場合には、うつ病についての正しい知識を得て理解して接する必要があることが大切であることは別項でも説明しました。
うつ病の患者と接する時は絶対に「励ましの言葉」をかけたりするのは禁物です。
うつ病の人にとって、励ましの言葉をかけられるのは苦痛そのものであって病気を更に悪化させる可能性さえあるということを、家族や周囲の人は理解しておかなければなりません。
なぜならうつ病は、もともと誰よりもがんばる気質の人が限界以上にがんばってしまったために起きてしまったので、そこで追い討ちをかけるように、がんばろうなどと話しかけても、うつ病にかかった本人はがんばらなくてはいけないと思い焦って、自分を責めてしまうようになるからです。
またうつ病の患者と接する中で大切なこととして「聞き役に徹する」ということがあげられます。
落ち着いた態度で聞くことを心がけ、すべてを受け入れるように話すことを心がけましょう。
声をかけるときは、相手の言う内容に共感する言葉を選ぶようにします。
相手が、気になっていることを話している際には「そうなんだ。それが辛かったんだね」などとその内容について自分の意見を述べるのではなくそのまま言葉を返すようにしましょう。
相手の発言に対して、「それは違うと思うから、~した方がいい」などのアドバイスは逆効果なので注意しましょう。
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